ライフスタイルや設置目的に合わせて、
上手に蓄電池を選びましょう。
「家庭用蓄電池を設置したいけれど、どんな種類を選べば良いかわからない……」と二の足を踏んでおられる方も多いのではないでしょうか。そこで、テスラのPowerwallをはじめ各メーカーの家庭用蓄電池を取り扱っている中部住器が蓄電池を上手に選ぶためのポイントを紹介します。蓄電池のタイプや考え方のコツ、注目したいポイントなど、ぜひ製品選びのご参考にお役立てください。
東海圏、関東圏での販売や施工を行ってますのでご相談したい方はお気軽にお問い合わせください。
何を基準に選ぶ?最適な銘柄は?~プロが教える蓄電池の選び方~
蓄電池の3つのタイプ
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電気事業者から購入した電気を蓄電「独立型」
電気を蓄える機能だけを持つタイプ。電気事業者が供給する電気をためておくことができ、「電気代の安い夜間に電気を購入して(蓄えて)、昼間に使う」といった方法で、電気代を節約できます。また蓄えた電力を停電時に使用することも可能です。
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自宅の太陽光発電システムからも蓄電できる「連係型」
独立型と同じく電気事業者が供給する電気をためておくことができ、尚且つ、自宅に設置した太陽光発電システムによって発電した電力も蓄電可能。パワコンが2台必要な「単機能型」と1台で済む「ハイブリット型」があります。
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電気自動車から充放電ができる「EV対応型」
EV車からの充電、EV車への放電が可能なタイプです。また製品によっては電気事業者と太陽光発電からの電力も蓄電できます。
蓄電池選びに対する考え方のポイント
蓄電容量
簡単に言えば「どれだけ電気を蓄えられるのか」という容量のこと。単位はkWやkWhで表示されています。家庭用蓄電池としては3~4.5kW程度が以前は主流となっていましたが、近年では7~12kWといった大容量タイプも登場。容量が大きくなるほど蓄電池の価格は高くなるため、使用目的やライフスタイルに合わせて蓄電容量を検討することが大切です。
定格出力
こちらは「蓄えた電力を、一度にどれだけ放出できるか」という数値。水道で言えば、貯水量が蓄電容量(または充電残量)で、蛇口から出る水の量が定格出力です。平常時はもちろん、「停電時にどれだけ出力できるのか」という点も、災害時のバックアップ電源を想定している場合は重要になります。
寿命(充放電回数)
蓄電池の充放電回数は、無限というわけではありません。ある程度は充放電回数の限度が決まっており、それは蓄電池の「寿命」の目安とも言えるもの。保証されている充放電回数を超えると、蓄電能力は少しずつ低下していきます。
サイズ
蓄電池本体の大きさは製品により異なりますが、設置に適した環境の十分なスペースがあるかどうかも製品選びの重要なポイントです。
機能
たとえばハイブリッド(パワコン機能も搭載)か、ハイブリッドタイプではないか。また詳細なモード設定機能の有無など、用途・目的に応じて機能面も精査することが大切です。
太陽光発電との併用有無
もしも価格の安い夜間の電気をためておいて昼間に使う、などの目的であれば太陽光発電との連携機能は不要。自宅に太陽光発電システムがあるかどうか、今後導入の予定はあるかどうかで蓄電池選びも変わってきます。
停電時出力(停電時にどれだけ使えるか)
※定格出力の欄に合わせて記載
電気契約内容
深夜電力が安い契約プランになっている場合は、「深夜電力を蓄電し、電気料金が高い日中に使う」という方法で電気代の節約が可能。この方法に適した容量の蓄電器を選ぶことがポイントです。
保証・アフターサービス
蓄電池は精密機器のため、どれだけ丁寧に扱っても不具合が生じる可能性はあります。そのため大切なのは、何かあったときの保証の有無。蓄電池の各製品保証は10年~15年の場合が多いため、念のため確認しておきましょう。また自然災害補償やアフターフォローサービスなどがあれば、なお安心です。
設置スペース
製品サイズに適したスペース・設置環境が自宅にあるかどうかもチェックしましょう。
使用目的の優先順位(余剰電力、深夜電力、災害対策)
災害時のバックアップ電源とすることがメインの目的か、もしくは太陽光発電による余剰電力を自家消費するため、深夜電力を蓄電して電気代節約をするため、など。目的に応じて製品を選ぶことが大切です。
将来的な生活の変化
たとえば、今はお子さんが生まれたばかりで親御さんが一日中付きっきりでも、数年後には保育所に預けて親御さんが職場復帰する、といった場合。数年先には、今よりも昼間の電気使用量が大幅に減ると考えられます。このようにライフスタイルの変化で電気使用量も変わるため、ある程度先の暮らしも想像してみることも重要なポイントと言えます。
蓄電池選定の手順
容量を検討
使用目的の優先順位・ライフスタイルなどに応じて、まずは容量の目安を決めます。
タイプの選定
「パワコンも併せて交換」「太陽光発電・EV車の有無」などから、適したタイプを選定。
停電時の出力を確認
オール電化であれば、停電時に200V機器を含む電化製品が使えると安心です
付帯機能の検討
詳細なモード設定、故障通知サービスの有無など。
具体的な製品の選定
ここまでの基準を満たす製品をピックアップします。
最終決定
予算と価格を検討し、最適な製品を絞り込みましょう。
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